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本稿は「誰でもできる商品開発・製品開発」の方法について、具体的に分かりやすく解説したものです。開発を行う人たちや企業のために書いたものです。
また、空白市場(ブルーオーシャン)の探し方、アイデア発想法、特許取得方法などについても書いてあります。
さて、2005年に『ブルーオーシャン戦略』(W・チャン・キム、レネ・モボルニュ共著、有賀裕子訳)という本がランダムハウス講談社から翻訳出版されました。ブルーオーシャンとは、わかりやすく言えば、きれいな海のように、どの企業も参入していない、競争のない市場を意味しています。
この本には、次のように書かれています。「ブルーオーシャン戦略は、血みどろの戦いが繰り広げられるレッド・オーシャンから抜け出すよう、競争のない市場空間を生み出して競争を無意味にするというものである」と。また、「ブルーオーシャンの創造こそが何よりも重要な戦略的行動である」と。
しかし、肝心の「ブルーオーシャン」をどのように創造するのかについては、具体的には書かれていないのです。書かれているのは、
などの、一般的な内容で、しかも概要しか書かれていません。つまり、具体的な方法が書かれていないのです。よって、実際に、『ブルーオーシャン戦略』を読んで、ブルーオーシャンを創造した企業は無いと思います。
ちなみに、『ブルーオーシャン戦略』には、マイケル・ポーターの「低コストか差別化か」という二者択一の戦略は間違っている、ブルーオーシャン戦略こそ採用すべき戦略である、ということも書かれています。(参照:マイケル・ポーター著『競争の戦略』ダイヤモンド社)
しかし、日本の企業では、「低コストか差別化か」という二者択一の戦略は間違っていることを昔から知っていました。なぜなら、日本のメーカーは昔から、「低コストで高付加価値(高品質)」の製品を目指して開発を行っていたからです。このため、日本の技術が世界一であると高く評価されるようになったのです。(参照:『ジャパン・アズ・ナンバーワン』エズラ・ボーゲル著 TBSブリタニカ)
この点に関してマイケル・ポーターは、「オペレーション効率がはるかに優れていたため、日本企業は欧米企業に対してコストと差別化の両方において勝利を収めた」と書いています。ところが、「戦略を持っている日本企業はまれである」とも書いているのです。なぜなら、低コストと差別化の両方を追求するのは戦略ではない、戦略とはトレードオフ(どちらかを捨てること)であると書いているのです。(参照:『日本の競争戦略』マイケル・ポーター著 ダイヤモンド社)
ところで、かつて日本の技術は世界一と言われ、世界を席巻した日本の多くの企業は、現在では見る影もありません。欧米だけでなく、中国の企業にも負けてしまったのです。よって、もう1度原点に戻って、「低コストで高付加価値(高品質)」の製品を開発する必要があります。
ただし、単に、欧米が開発した製品(自動車、家電など)を低コストで高付加価値の製品に作り替えてもダメです。例えば、EV(電気自動車)や自動運転車の開発だけを行っていても、それは欧米の追随者(フォロアー)にすぎません。
リーダーに追随する戦略は、負け犬の戦略と呼ばれています。高度経済成長期の「欧米に追い付け、追い越せ」というスローガンは、まさに負け犬の戦略だったのです。現在、日本の企業が欧米や中国の企業に負けているのは、いまだに、負け犬の戦略を継続して採用しているからです。
また、ひとたび、世界一の技術国になったことによる、おごりと甘えが原因です。国が滅びる原因はおごりと甘えですが、企業も同じなのです。これは歴史が証明しています。(参照:『図説歴史の研究』アーノルド・ジョーセフ・トインビー著 桑原武夫訳 学研)
現在では、世界中の企業が、世界のどこにもない、誰も見たことがない製品の開発競争を行っています。なぜなら、現在はイノベーションの時代だからです。イノベーションができなければ、現在では生き残ることができないからです。(参照:『経営戦略全史』三谷宏冶 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)
したがって、どうしても空白市場(ブルーオーシャン)の探索が必要なのです。筆者は1983年から、空白市場の探索という表現を用いて、新市場や空白市場の探し方について、一部上場企業などいくつかの大企業でコンサルティングを行っています。また、1996年から、本稿の第2章に具体的な方法をわかりやすく書いて、弊社会員に公開しております。
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