本稿は「誰でもできる商品開発・製品開発」の方法について、具体的に分かりやすく解説したものです。商品開発・製品開発は誰でもできるのですが簡単にできるわけではありません。個人が自分のために開発を行うのは比較的簡単ですが、企業が顧客のために開発を行うのは難しいのです。よって、本稿は、企業で開発を行う人たちや企業のために書きました。
さて、商品開発や製品開発と言っても、必ずしも本来の新商品開発や新製品開発だけではありません。実際には、既存商品や既存製品の開発もあるのです。なぜなら、多くの企業では、既存商品や既存製品の改良や一部修正、意匠(形状、模様、色彩など)の変更なども商品開発や製品開発と呼んでいるからです。
しかし、本稿では、本来の新商品開発や新製品開発だけを商品開発・製品開発と呼んでいます。したがって、「この世にまだ存在しない、誰も見たことのない商品や製品を開発する方法」について書いてあります。このため、必然的に、空白市場の探索と特許権取得が課題となります。
よって、空白市場(ブルーオーシャン)の探し方、独自のアイデア発想法、特許権取得の方法などについても書いてあります。
ところで、本来の新商品開発や新製品開発は成功確率が非常に低く、いわゆる千三つと言われています。つまり、千の新商品アイデアのうち、三つしか成功しないという意味です。
しかし、本稿に書かれていることを実施すれば、成功確率は非常に高くなります。なぜなら、既に、一部上場企業などいくつかの大企業で実施し、成功しているからです。
なお、個人で開発を行う場合には必要な部分だけを読んでください。通常、個人は自分が必要とするもの、自分が欲しいものを開発しますが、企業は顧客が必要とするもの、顧客が欲しいものを開発します。
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