![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
魚の気持ち(五感)を基に弊社が開発した「魚が良くかかり、根がかりしない釣り針」について説明します。特許登録番号7556116号
まず、下記の【図1】をご覧ください。(A)と(B)の二つの釣り針のチモト(糸を結ぶ部分)をコイル状に加工してあります。(A)の釣り針はコイルの先端が直角に曲がっています。(B)の釣り針はコイルの先端が曲がっておらず平たんです。
次に、(A)の釣り針と(B)の釣り針のコイルを重なり合わせ、「はとめ」で止めます。これで出来上がりです。
では、なぜ、この釣り針が「魚が良くかかり、根がかりしない」のかを説明します。
下記の【図2】をご覧ください。(A)の釣り針のチモトのコイルの先端が曲がっているために、(B)の釣り針の軸を外側から押さえます。このため、二つの釣り針の軸は外側には開きません。つまり、ストッパーの役割を果たします。この状態で二つの針先は軸の内側にあります。よって、チモト(ハトメの穴)に糸を結んで海底を引きづっても根がかりしません。
一方、二つの釣り針の軸は内側に閉じることができます。よって、魚が食いつくと、その噛む力によって内側に閉じます。さらに、二つの釣り針の軸が交差移動します。すると、二つの針が同時に軸の外側に飛び出ます。よって、魚の口の中に二つの針が同時に刺さります。一方の針が他方の針の「カエシ」の役割を果たすので、二重に「カエシ」が付いていることになります。よって、一旦、掛かれば、めったに外れることはありません。元々ある「カエシ」はいらないかもしれません。
この釣り針は魚の気持ち(五感)を基に開発しました。この点について説明します。魚には人間と同様に五感が備わっています。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。ですから、魚は餌らしいものに出会うと、まず、五感を働かせて食えるかどうかを確かめます。
例えば、クロダイのように、何でも食う雑食性の魚の場合、餌らしいものを見つけると、まず、つついたりちょっとだけ試しに食ったりします。おそらく臭いも嗅いでいると思われます。ちなみに、この時に「合わせ」るとクロダイは釣れず、餌だけ取られることになります。
これは餌ではない、あるいは針が付いている危険な餌だと分かると、クロダイは一旦口に入れても吐き出します。また、食える餌だと分かると少しずつ噛み砕いて食います。よほど腹が減っていない限り、いきなりガバッと餌に食いつくことはありません。
砂場にいるキスの場合も同様に、まず、餌をつついてから少しだけ試しに食います。そして、食える餌だと分かると砂と餌を一緒に吸い込んで餌だけ食って砂をエラから吐き出すのです。
こんな芸当は人間にはできません。例えば、人間がアサリの味噌汁を食べる時に、もし砂が混じっていたらどうしますか。砂をアサリごと吐き出すでしょう。アサリだけ食べて砂は吐き出す、などということはできません。魚は人間以上に鋭い感覚を持っているのです。
また、回遊魚のように、大きな魚が小魚を食う時には、必ず頭から食います。尻尾からは食いません。とげのような背ビレや胸ビレが口の中に刺さるからです。よって、もし、魚があわてて小魚を尻尾から食った時には一旦吐き出します。これと同じで、釣り針に付いている餌を魚が食う時には、一旦口に入れても吐き出すのです。つまり、魚は釣り針が付いている餌なのか、そうではない餌なのかを見分けるのです。
このことはイワシの群れを回遊魚が捕食する時に見られます。回遊魚はイワシの群れを後ろ(尻尾)から追いかけて食うわけではありません。必ず正面(頭)から食います。イワシは食われないように右に左にと体を交わして逃げるのです。しかも、群れ全体が一斉に動くのです。こんなことは人間にはできません。人間の集団が一斉に動くためには必ず指示するリーダーが必要です。イワシの群れはリーダーがいなくても、一匹、一匹が、周囲の動きを視覚的に捉え、また、水流や振動も感知するため、他の魚が動いた際にその変化に応じて反応することができるそうです。これにより、群れが一斉に方向を変えることが可能になり、しかも、すばやく行動することができるのです。
ところで、回遊魚であるサバを魚屋で買って腹を裂いてみると、腹の中にイワシが入っていることがあります。これを見るとイワシが頭から食われていることが分かります。
さらに、魚にはすごい能力が備わっています。もし釣り針に掛かってしまった場合、魚は身をひねって釣り針を外すのです。このため、釣り針には「カエシ」が付いているのです。そのうえ、ネムリ針と言って、針の先が内側に曲がっている針もあります。
したがって、従来の釣り針の場合の釣り方は「当たり」があると、すぐに竿を立てて「合わせ」るのです。つまり、「無理やり」魚を針に掛ける釣り方なのです。そして、掛かったら針を外されないうちにできるだけ早く取り込むのです。ちなみに、「当たり」とは魚が餌に食いついた兆候です。鈍感な魚の場合は別にして、魚が自から針にかかるわけではありません。釣り人が魚を「無理やり」針に掛ける釣り方なのです。ですから、「合わせ」のタイミングが悪いと魚は掛からないのです。
これに対し、弊社が開発した釣り針は、魚が自ら針に掛かる釣り針なのです。なぜなら、魚が釣り針についている餌を安心して食うと、その食う力によって針が飛び出て魚が針にかかるようになっているからです。ではなぜ、魚は安心して釣り針についている餌を食うかというと、針が軸の内側にあって、外側に出ていないので針が魚の口に刺さることはないからです。このため、魚が釣り針についている餌を口に入れても吐き出すことはないのです。そのうえ、一旦、針に掛かると、魚が針を外そうとしても、2つの針が同時に逆方向に掛かっているのでめったに外れることはないのです。
よって、この釣り針を使って魚を釣るときには、「当たり」があっても絶対に「合わせ」てはいけません。「合わせ」ても針が出ていないので魚は掛からないからです。
よって、この釣り針は、釣りに慣れている人には絶対に釣れません。釣りに慣れている人は「当たり」があるとすぐに「合わせ」る癖があるからです。釣りに慣れていない初心者やボーと生きている人の方が良く釣れます。なぜなら、必ず「向こう合わせ」になるからです。つまり、魚が自ら針に掛かるからです。よって、「当たり」があっても放っておいて、魚が自から針に掛かるのを待ってから、ゆっくりと竿を上げれば良いのです。
※この釣り針を弊社に無断で製造販売した場合、特許法違反となります。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |