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開発&コンサルティング

第67回 男を元気にする秘策

前回は慢性病の治し方を伝授したので、今回はさらに一歩進めて男を元気にする秘策を伝授しようと思う。男が元気になれば日本経済が元気になるからである。女性の社会進出が増加しているとは言っても、まだまだ男中心の社会である。ところがその男があまり元気がないのである。

私は山歩きを趣味にしているが、このことがよく分かるのが誰もが参加できる休日のハイキングである。参加者は男女ともに働き盛りの中高年が多いが、参加者の半分以上は女性である。そして、常に女性の方が元気なのだ。男はすぐに疲れるが、女性はなぜかいくら歩いても疲れを見せない。毎回そうなのである。これは何を意味しているのか。きっと、男は仕事で疲れているに違いない。男は日夜、厳しい競争の中で身をすり減らしているのであろう。

一方、女性は子育てが一段落すると子供に家事を手伝わせるようになる。さらに、文明の利器のおかげで家事がいっそう楽になっている。女性がそう言っているのだから間違いない。そして暇をもてあそぶ彼女たちはいろいろな趣味に興じるようになるのである。特に美食と美容と健康には余念がない。

したがって、山歩きは彼女たちの格好の暇つぶしになるのである。彼女たちは1日中山を歩き回って下山すると、山の疲れなどものともせず急いで家に帰り、休日出勤した旦那のために夕食の準備をする。山歩きで疲れたなどと贅沢なことは言っていられないと言う。山へ行かせてもらえるだけで旦那様に感謝しなければならないと言う。なぜ彼女たちはこのように健気なことを言うのか、それは山で男が元気がないのをいつも見ているからである。

女性がいっそう社会に進出し、いわゆる共稼ぎをして、家事も育児も男女が共同で行うような社会が良いと私は思う。アメリカ映画で見たのだが、会社役員である若い男が赤ん坊を負ぶって会社に行き、役員会の合間に育児室でオムツを取り替えたり、ミルクを飲ませている映像があった。会社がそういう設備を備え、保育士などを常駐させるとともに、緊急の場合に備えて近くの小児科病院とも連携すれば安心して赤ちゃんを育てながら男女共に仕事をすることが出来る。

女性は結婚と育児のために会社を辞める必要がなくなるし、会社にとっても有能な人材を引き止めておくことが出来る。ところが一方、会社に赤ちゃんがいると、気になって仕事にならないと言う人がいる。しかし、それは単なる習慣の違いであって、最近は犬や猫を社員のペットとして職場で放し飼いをしている会社もある。人は心が安らかな時に良いアイデアが出るものである。隣の部屋から赤ちゃんの小さな鳴き声が聞こえてくるのはかえって仕事に良い影響を与えるのではないだろうか。

男女平等の社会は誰にとっても良いはずである。ところが女は男女平等を日夜唱えているにもかかわらず、実際には社会にでて働こうとしない。その理由は、経済的にそれほど苦しくないし、家事というものは大変な仕事だからと言う。そして、男に家事を分担させようとし、余暇を楽しもうとする。そのうえ、休日には家庭サービスなるものを要求する。これは身勝手というものである。

このままでは、男はますます元気がなくなり、女はますます元気になる。そして、その結果、男中心の日本経済はますます弱くなっていく。由々しき問題である。そこで、女の身勝手に腹を立てても仕方ないので、男が元気になる秘策を伝授しようと思う。この秘策を実行するに当たっては女に文句を言わせてはいけない。男が元気になれば女も喜ぶはずであるから。

さて、男というものは、チンポコが元気だと心身ともに元気になるものである。したがって、チンポコを元気にすればよい。男という生き物はチンポコをエンジンにして活動している。このチンポコエンジンは高性能の空冷式エンジンである。睾丸を入れておく袋(陰嚢)の表面にあるしわしわのひだは表面積を大きくして冷却効果を高めるためにあるのだ。オートバイのエンジンと同じである。

泌尿器科の医師の話によると、精子が元気な男の睾丸の温度は体温よりも平均1℃低くなっているそうである。そして、体温より1℃程度低いのが適温なのだそうだ。これより低くても高くても性能が落ちるそうだ。

よって、陰嚢(袋)は精子の製造工場である睾丸の温度調節の役割を果たしているのである。外気温が低い時にはしわしわが縮まり、袋の表面積を小さくして睾丸の冷えすぎを防ぐ。外気温が高い時にはしわしわが伸びて袋の表面積を広くして冷却する。これがチンポコが高性能エンジンである根拠である。

ところが、外気温が高すぎると十分に冷却することが出来なくなってチンポコエンジンは元気がなくなってくる。つまり、オーバーヒートしてしまうのである。よって、外気温が高くなる夏にはオーバーヒートを防がなくてはならない。ただし、クーラーはできるだけ使わないようにしなくてはいけない。なぜなら、クーラーはチンポコの持つ温度調節機能そのものを弱めてしまうからである。よって、扇風機を使うようにする。

チンポコのオーバーヒートを防ぐには、風通しの良いトランクスが良い。ブリーフやボックスパンツはダメである。理由は分かるであろう。風通しが悪く中に熱がこもってしまい、睾丸が冷えなくなってしまうからである。

また、祭りの時などに締めるふんどしもダメである。ブリーフと同じで中に熱がこもってしまう。何もつけないで外気にさらすのが最も良い。したがって、暑い夏には扇風機を付けて、できるだけ裸でいることである。寒いようであれば上半身だけは何かを着る。

しかし、素っ裸よりも良い究極の方法がある。それを伝授しよう。袋(陰嚢)の冷却機能をより効果的に働かせるには、ペニスサックがベストなのである。実は、袋(陰嚢)が足の太ももに当たっていると、太ももの温度で温まってしまうのである。つまり、体温と同じになってしまうのである。

ところが、ペニスサックは竿(陰茎)を上に持ち上げておくので袋(陰嚢)が太ももに当たらず、外気温に十分にさらされることになる。また、竿(陰茎)の先の繊細な部分が固いサックに守られるので安全である。したがって、ペニスサックを手作りして愛用することをお勧めする。しかしながら、文明人にはちょっと抵抗がある。

そこで、私が考案した方法を伝授する。吸湿・速乾性のある包帯で竿(陰茎)の根元(ねもと)を2、3回巻きつけ縛っておくだけでよい。つまり、包帯で袋(陰嚢)と太ももとが接触しないようにし、太ももの体温によって袋(陰嚢)が暖まらないようにするのである。

そのうえ、汗をかいたときには包帯が汗を吸収し、すぐに蒸発するので袋(陰嚢)を効果的に冷やすことが出来る。包帯でチンポコのねもとを縛るだけなので、トランクスをはいても問題ない。この方法は簡単にチンポコを冷やすことができるので良い方法だと自認している。最初は少しこそばゆいが、慣れてくれば快適である。一度試してみることをお勧めする。

男が元気になれば、バリバリと働き、稼ぎ、そして、遊ぶ。その結果、日本経済は元気になる。それだけではない。男が元気になれば女も喜ぶ。そして、子供がたくさんできる。その結果、労働力人口が増え、ますます日本経済は元気になる。このためには、日本男児はすべからく吸湿・速乾性のある包帯でチンポコのねもとを縛るべしである。

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