近頃、ちまたではAI(人工知能)がはやっています。ビジネスに関するニュースはどれもこれもAIばかりです。AIは確かに、あらゆることを便利にかつ効率的に行うためには非常に優れたツールです。しかし、AIにも欠点があります。
AIは過去の人間が作成した多くのデータを利用(学習)して、優れた文章、画像、写真、動画、音楽などを新たに作ることができます。よって、今後、小説、絵画、写真、漫画、映画、音楽などはAI技術者が作ることになるでしょう。よって、現在の小説家、画家、写真家、漫画家、映画監督、音楽家などは失業するかもしれません。
そこで、これらの人たちはAI技術を利用して作品を作ろうとします。このことを共創などと言います。つまり、AIと一緒に作るのです。しかし、AIが作った作品には著作権が認められません。つまり、創造ではないのです。他人の真似(パクリ)にすぎないのです。よって、他人の著作権を侵害する恐れがあります。したがって、共創の場合、どこまでを創造とし、どこまでを真似(パクリ)とするかが問題になります。
また、偽の小説、偽の絵画、偽の写真、偽の漫画、偽の映画、偽の音楽などを容易に作ることができます。しかも、過去にはない優れたものを作ることができるのです。よって、犯罪に利用することが容易にできます。また、他人になりすますことも容易にできます。
そこで、偽の作品を作ることができないAI、他人の著作権を侵害しないAI、他人になりすますことができないAIなどの開発が求められます。しかし、それはできないでしょう。なぜなら、元々、AIは人間の過去のデータを利用(学習)しているからです。
また、近頃、ちまたではやるものに、SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)があります。多くの人がSNSを利用しています。その理由は「いつも人とつながっていたいから」だそうです。しかし、SNSの欠点をご存じですか。それは、他人になりすますことが容易にできることです。つまり、SNSのアカウントが簡単に取れてしまうのです。なぜなら、匿名で取れるからです。ビジネスで使われているフェイスブックでも本人確認を行わないでアカウントを発行しているのです。よって、犯罪に使われるのです。要するに、SNSはどこの馬の骨が分からない人たちの集まりなのです。こういう人たちの集まりを「烏合の衆」と言います。「烏合の衆」の意見や言動をあなたは信じるのですか。
多くの日本人は「烏合の衆」の意見や言動を信じる傾向があります。なぜなら、日本人は「集団主義」により自分の意見を持たず、人の意見や言動に従う習性があるからです。「集団主義」は稲作によって培われた日本の文化です。(参考:日本の生産性が欧米より低い理由(4.集団主義が培われた背景)
しかし、私は自分の意見を持っていますし、自分の考えで行動するので、人の意見や言動にはすぐには従いません。よって、私は「烏合の衆」の意見や言動は信用しないのでSNSを利用しておりません。
しかし、何故か私のSNSのアカウントが「停止」になっています。なぜでしょうか。それは、誰かが私になりすまして私のアカウントを取って、私がSNSを使えないようにしたからです。その犯人を私は知っています。なぜなら、その犯人から手紙が来て、私が発明して特許を取った製品をSNSで宣伝してあげる、と書いてあったからです。つまり、宣伝料を私から取ろうとしたのですが、私がそれを断ったので、私がSNSを使えないようにしたのです。
私の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、卒業した学校名、職歴などはホームページで公開しています。私の顔写真も掲載しています。ですから、私になりすますことは容易にできます。SNSだけではありません。私を利用したり、だましたりして儲けようとするフィッシングメールが毎日数十件届きます。また、私をだまして儲けようとする電話が毎日鳴ります。このため、私はいつの間にか、犯罪の手口をいろいろと学ぶことができました。
犯人は信用されそうなところになりすましてメールをしたり、電話をかけてきたりします。しかも、メールの場合には本物のホームページをコピーしたり、AIを使ってメールの文章を正しく書いたりしているので、犯人が外国人か日本人か見分けがつきません。例えば、○○銀行、○○証券会社、○○警察署、○○市役所(町役場)、NTT、YAHOO、アマゾン、楽天、マイクロソフト、Google、ANA、JR、NHK、日本郵便、東京ガス、・・・などからのメールや電話には注意してください。これらは、実際に私に届いた偽のメールや私にかかってきた偽の電話の出どころです。つまり、これらはなりすましです。
したがって、メールの場合にはメールアドレスが正規のものかを確認してください。「○○@○○.com」は怪しいです。誰もが取れるアドレスだからです。法務局に登録してある日本の会社からのメールであれば、通常は「○○@〇〇.co.jp」となります。しかし、ここで気を付けなければならないことがあります。それはなりすまして手続きさせ、クレジットカード番号やパスワードを盗む、いわゆるフィッシングする場合、ホームぺージアドレスが「○○@〇〇.co.jp」となっていてもなりすましである場合があるからです。
例えば、犯人がアマゾンになりすましてフィッシングする場合、アマゾンの正式ホームページアドレス https://www.amazon.co.jp/help を表示して手続きさせようとしますが、これをクリックすると、アマゾンの偽ホームページに誘導されます。では、どうすれば本物か偽物かを見分けることができるのでしょうか。それは、クリックする前に、表示されているホームページアドレスの上をポイントします。すると、「クリックまたはタップしてリンク先を表示します」と書かれているので、その表示を見れば本物か偽物かが分かります。
電話の場合には相手が本人であるかを確認してください。このため、相手の氏名だけでなく、所属部署を必ず聞いてください。例えば、相手が「○〇警察署の○○と言います」と言っても、信用してはいけません。必ず、「○○警察署のどの部署の○○さんですか」と聞いてください。そして、一旦電話を切り、正規の電話番号に電話してその部署に○○さんがおられるかどうか、そして、その人が、つい今まで、電話していたかを確認してください。
最後に皆さんに言いたいことは、絶対に、クレジットカード番号、パスワードなどを記入欄に記入したり、言ったりしてはいけません。もちろん、クレジットカードや銀行カード、通帳、印鑑などを渡してはいけません。
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