1.目的
- 「物づくりの原点に戻ってメーカーとしての自覚を持ち、メーカーとして確立をする」という会社方針に基づき、業務改革の方法を習得する。すなわち、将来に向けて会社のあるべき姿を構築する方法、および業務効率化の方法を習得する。
- 御社の組織風土を確立し、顧客満足、従業員満足を向上させるために、人と組織の活性化を図る方法を習得する。
2.基本的考え方
効率化によって生み出された人・時間を新規業務・強化業務にシフトする。
- 物づくりの原点に戻ってメーカーとして確立するために、御社にとって物づくりとは何かを改めて明確にし、経営理念を設定する方法を習得する。
- 御社を取り巻く経営環境を分析し、戦略ドメイン(事業領域)を設定し、経営戦略を立案する方法を習得する。
- 中長期経営計画、短期経営計画を見直し、これらの経営計画実現のために新規業務および強化業務の設計を行う方法を習得する。
- 現在実施している管理間接部門のすべての業務を見直し、業務の効率化(ムダな業務の削減)を図る方法を習得する。
- 業務の効率化は、各業務の目的・機能(役割)を明確にし、無用業務、過剰業務、重複業務、低価値業務などを発見することにより可能となる。また、目的・機能を果たす最もよい方法を探索あるいは発想・工夫して業務時間の削減を図る。なお、情報化・システム化に関しては対象業務を設定し具体的には別途検討する。
- 人と組織の活性化を図るために、組織構造および人事制度の見直しを行う方法を習得する。
- 新規業務および強化業務を実施するために効率化によって生まれた人・時間を再配置する方法を習得する。
3.効率化の対象業務および対象業務時間
対象とする業務は今後一年間に実施する予定の繰り返し(ルーティンワーク)業務とし、対象とする業務時間はその業務に対する時間とする。
4.推進組織と推進メンバーの役割
- 推進委員会:
- 役員などで構成し、会長を社長、議長を事務局長として会社のあるべき姿を構築する。すなわち、経営理念および戦略ドメインの設定、経営戦略の立案、経営計画の見直し、新規業務・強化業務の設計、組織構造および人事制度の見直しなどを行う。また、人材の再配置を行うとともに、活動推進上の問題解決に当たる。なお、構成メンバーは現状業務の効率化の説明を受けることとする。
- 事務局:
- 事務局長および事務局員で構成し、事務処理に当たる。事務局長は推進委員会の議長を努めるとともに推進委員会に推進上の問題を提起する。なお、構成メンバーは現状業務の効率化の説明を受け実習に参加することとする。
- 各グループ:
-
各グループのリーダーは現状業務の効率化の説明を受け実習に参加し、グループメンバーに対して内容を伝え指導する。
- コンサルタント:
- 本活動に関する考え方・進め方の具体的な説明・助言の他、活動全体の推進に関する提案・序言を行う。
5.活動の進め方
2週間ごとに定期会合を実施する。リーダー会で「現状業務の効率化」(1日目)を、推進委員会で「会社のあるべき姿の構築」(2日目)を実施する。リーダー会および推進委員会はそれぞれ1日6時間程度とする。
6.プログラム概要
\ | 現状業務の効率化 | 会社のあるべき姿の構築 |
第1回 | キックオフ(全員参加)
業務分類、業務時間・頻度の算定 | 物づくりの原点および会社の存在目的の検討と経営理念の設定 |
第2回 | 業務内容の記述 | 経営環境の分析と戦略ドメイン(事業領域)の設定 |
第3回 | 業務目的・機能(役割)の記述 | 経営戦略の設定 |
第4回 | 目的思考による無用業務の廃止 | 中長期経営計画、短期経営計画の見直し |
第5回 | 重点思考による過剰業務の削減 | 新規業務、強化業務の設計 |
第6回 | 顧客思考による低価値業務の削減 | 組織構造の見直し |
第7回 | 市場(外部)思考による内部管理業務の削減 | 人事制度の見直し |
第8回 | 書類・会議の削減 | 権限規定の見直し |
第9回 | 部門間にまたがる基幹業務の効率化課題抽出 | 要員計画、人事異動計画の立案 |
第10回 | 部門間の課題解決(2日間合同) |
第11回 | 情報化・システム化の検討(2日間合同) |
第12回 | 活動報告書作成、業務再編成と業務分掌、業務マニュアル作成、活動のまとめ |
報告会(全員参加、人事異動発表) |
7.費用
別途見積書を参照ください。
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