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◯◯工業株式会社 様

 年 月 日

開発&コンサルティング株式会社

Ⓒ 開発コンサルティング

1.目的

顧客クレームを削減し、顧客満足の向上を図ることを目的に、品質の向上をめざし明るい職場づくりを行う。このために、職場ごとに小集団を編成し、従業員の自主的な改善活動を推進する。

2.基本的考え方

  1. 職場ごとに直接作業に携わる従業員がチームリーダーを中心にして自主的な改善活動を行うこととし、会社はこの活動に対して各種の支援策を講じるものとする。
  2. 会社の支援策として、
  1. 管理職(グループリーダーなど)はオブザーバーとして活動に参加し、小集団メンバーからの相談に応ずる。
  2. 改善活動に従事する時間は労働時間(有給)扱いとする。
  3. 別途提案制度を設け、改善提案の内容を評価し、良い提案については実施する。評価は改善効果を推定してランク付けし、ランクに応じた報奨を行うものとする。
  4. 必要により、あるいは提案により、社内報の発行など明るい職場作りのための各種の施策を実施する。
  5. 品質管理グループ、ISOグループ、技術グループ、安全衛生グループなどがそれぞれの立場で小集団活動をバックアップする。
  1. 製品品質は従業員の技術・技能や性格だけでなく、精神状態からも大きな影響を受ける。したがって、製品品質の向上のためには明るい職場づくりが必要となる。また、明るい職場づくりにより、製品品質の向上だけでなく、コストダウンや生産期間の短縮などにもつながる。
  2. 明るい職場作りとは、従業員が安全に、気持ちよく、明るく働ける職場を従業員の自主的な改善活動により作ることを言う。
  3. 製品品質の向上のために、作業方法、検査方法などの見直しを行うと共に、QC7つ道具などを活用して不良原因を追究し、対策する。このために、統計的品質管理の各種手法を習得する。
  4. 製品品質の向上により、手直し、作り直しなどが削減されるため作業時間が短縮される。したがって、作業時間短縮のためにも品質の向上が必要である。

3.進め方・留意事項

  1. 月に二回(2日)、すべての小集団が合同で定期的な会合を行う。この際に、コンサルタントが提案、指導、助言する。
  2. 定期的な会合の他、職場の小集団ごとに従業員による自主的な活動を月に一回(1日)以上行う。
  3. 定期的な会合の中間でメールなどの通信手段を用いてコンサルタントが中間フォローを行う。
  4. QC7つ道具などに関する市販のテキストを活用する他、コンサルタントが提案するプログラムに沿って活動を行う。
  5. 即実施できる改善案については、中間報告会での提案と承認を待たずに、グループリーダーの承認をもらった上で実施する。

4.プログラム概要

活動ステップ活動概要
第1回 顧客が要求する機能・品質と不良発生状況の確認顧客の要求する機能・品質は何か、品質標準、検査基準などを確認する。顧客クレーム、不良発生状況などの現状実態を確認する。
第2回 不良低減目標の設定いつまでに、どの不良項目に対してどのくらい低減させるかの目標数値を設定する。
第3回 不良発生現象の整理・確認検査データ、管理データなどを収集し、不良発生の現象を整理し、確認する。
第4回 仮説設定と原因の探求原因体系図(特性要因図)などを活用し、仮説を設定して不良発生の原因を探求する。
第5回 原因の特定データを取り、真の原因を発見し、現象(特性)と原因との関係を特定する。
第6回 改善案の作成不良を除去するための改善案を、5W1Hを使って作成する。
第7回 中間報告会の実施改善案について報告・提案し、改善実施の承認をもらう。
第8回 改善案の実施承認をもらった改善案を実施し、実施上の問題点、改善状況などを確認する。
第9回 実施効果の確認実施効果を測定し目標との差を確認し、差が大きければその原因を追究する。
第10回 再発防止策の立案作業マニュアル、検査基準、品質標準などを見直し、再発防止策を立案する。
第11回 今後の不良対策の立案活動の定着に向けて、今後の不良対策、品質向上、明るい職場作りなどの計画を立案する。
第12回 報告会の実施最終報告会を実施し、今後の不良対策、品質向上計画などに対して承認をもらう。
   

※プログラム概要は御社と協議の上、必要により変更する。

5費用

別途見積書参照

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